ピアノを知ろう!

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ピアノの構造

ピアノの構造についてご紹介します。

グランド・ピアノ
グランド・ピアノはモダンピアノの1つです。地面と水平にフレームと弦を配し、弦は奏者の正面方向に張られているため、グランド・ピアノはきわめて大型の楽器となり、充分に共鳴の得られる天井の高い広い部屋に設置することが理想的です。グランド・ピアノは大まかに「コンサート・グランド」(全長がおおよそ2.2mから3m)、「パーラー・グランド」(おおよそ1.7mから2.2m)、これらよりも小さい「ベビー・グランド」(ものによっては幅よりも全長が短い)に分けることができます。他の条件がすべて同じであれば、長い弦を張った長いピアノの方が響きがよく、弦のインハーモニシティ(非調和性)が小さいといえます。インハーモニシティとは、倍音の周波数の、基本周波数の整数倍からの遠さであり、短いピアノは、弦が短く、太く、固いため、弦の両端が振動しにくいのです。この影響は高い倍音に顕著であるため、第2倍音は理論値よりも若干高くなり、第3倍音はもっと高くなります。このようにして、短いピアノではインハーモニシティが大きい現象が起こります。短いピアノではダンパーペダルを踏んだときに共鳴する弦が少ないので、音色が貧弱です。一方、コンサート・グランドでは弦長があるため短いピアノよりも自由に振動でき、倍音が理想に近くなります。
アップライト・ピアノ
アップライト・ピアノもモダンピアノの1つです。フレームと弦を地面と垂直に配し、鍵盤とハンマー部分から上下に延びるように作られているため、グランド・ピアノよりも場所を取りません。一般に、水平に動くハンマーでは、反応のよいピアノ・アクションを製造することは難しいと見なされています。これは、ハンマーの戻りがバネに依存しており、経年劣化するためでもあります。これに対して、グランド・ピアノではハンマーは重力によって戻るので、アップライトのハンマーよりも動きが一定で、演奏のコントロールも楽になります。通常はよく調整されたアップライト・ピアノは調整されていないグランド・ピアノよりも弾きやすく、現在では最高品質のアップライトであれば、一部の同程度の大きさのグランド・ピアノには負けない程度の音質と反応のよさを得ています。アップライト・ピアノのうち、高さの低いものを特に「スピネット・ピアノ」と呼んでいます。
その他のピアノ
トイピアノは19世紀に製造が始まった、元来は玩具用のピアノです。またアーヴィング・バーリンは、1801年にエドワード・ライリーが開発した移調ピアノという特殊なピアノを使用しました。これは鍵盤の下に備えられたレバーによって、望みの調に移調できるというものです。20世紀現代音楽の楽器として、プリペアド・ピアノがあり、これは標準的なグランド・ピアノに演奏前にさまざまな物体を取り付けて音色を変えたり、機構を改造したものです。1980年代以降には、サンプリング技術を利用して打鍵にあわせて音を再生する電子ピアノが登場しました。
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